今年のペンテコステ(聖霊降臨日)
は5/20でした。使徒の働き2章1節以
降にその事実が記されています。この
箇所は何度読んでも不思議な現象だと
思われます。ペンテコステに関して3
つの事柄を取り上げます。
Ⅰ 聖霊が与えられる約束について
イエス・キリストは復活後、40日間
約500人の人々に姿を現わされたと記
されています。そして、主は昇天の直
前に弟子達に次のようなことばを語っ
ています。使徒の働き1:4-5
「彼らといっしょにいるとき、イエス
は彼らにこう命じられた。『エルサレ
ムを離れないで、わたしから聞いた父
の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバ
プテスマを授けたが、もう間もなく、
あなたがたは聖霊のバプテスマを受け
るからです。』」このようにして弟子達
は主の約束を握り忍耐と希望をもって
待ち望んだのです。私達も主の約束を
待ち望みましょう。
Ⅱ 聖霊が与えられる
使徒の働き2章1節以降には、弟子
達に聖霊が与えられる様子が次々と記
されています。
使徒の働き2章2節~4節
「すると突然、天から、激しい風が吹
いてくるような響きが起こり、彼らの
いた家全体に響き渡った。また、炎の
ような分かれた舌が現われて、ひとり
ひとりの上にとどまった。」その結果と
して、みなが聖霊に満たされ御霊が話
させてくださるとおりに、他国のこと
ばで語り出したのです。常識をはるか
に超えた不思議な出来事です。
Ⅲ 初代教会が形成される
聖霊に満たされたペテロが人々に説
教を語りました。この時、約3,000名
の人々が洗礼を受けたと書かれていま
す。その後、教会では人々は何をした
のでしょう。
使徒の働き2:42「そして、彼らは使
徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、
パンを裂き、祈りをしていた。」
これは現在の教会生活の基本です。
時代は変化しても、教会生活の基本を
大切にしながら、各自の賜物が生かさ
れていくことを目指していきましょう。
そこにこそ、キリストにあって一つで
ありながら、多様性の拡がりと豊かさ
を見るこができます。