神の教えを飾る


 9月16日は敬老の日でした。高齢者を敬い、愛し、仕えることは聖書でも勧められています。ところで、日本の100歳以上の方は9/15現在で、71,238人と朝日新聞に載っていました。その内、約88%が女性であることにも驚きました。では、テトス書から高齢者の歩みについてどのように記されているか見ていきます。
Ⅰ 高齢者歩みについて
 テトス2章2節には次のように記されていまする「老人たちには、自制し、謹厳で、慎み深くし、信仰と愛と忍耐とにおいて健全であるように。」3節「同じように年とった婦人たちには、神に仕えている者らしく敬虔にふるまい、悪口を言わず、大酒のとりこにならず、良いことを教える者であるように。」特に老婦人達に対して、悪口を言わずの箇所が心に留まります。女性は男性と比較しますと、一般的には言葉を巧みに操れると思われます。良い言葉もあるでしょうが、非難、中傷、陰口等も含まれているかもしれません。悪口は病原菌のように感染しやすいのです。お互いに徳を高める言葉を話すように心がけましょう。
Ⅱ それはなぜか?
 テトス2章5節「……それは、神のことばがそしられるようなことのないためです。」また、10節では次のように記されています。「…それは、彼らがあらゆることで、私たちの救い主である神の教えを飾るようになるためです。」
神の教えを飾るとは?その人が置かれた場所で、その人らしく神の賜物を生かしながら歩むことではないでしょうか?決して気負うことでもなく、それらしく振舞うことでもありません。未信者の方々はクリスチャンの言動をさりげなく見ているのです。そして、クリスチャンとはとか、教会とは何をしているか等判断しているのです。お互いに弱さや欠けがあります。それでも、主により頼み、みことばに従う歩みを続けさせていただきましょう。
Ⅱコリント12章9節を覚えながら。
円熟した高齢者を目ざして歩んで行きましょう。