使徒たちの教えを堅く守る

                
 
 今年の教会の指標聖句は使徒の働き2章42節と願っております。この聖句は教会目標のことばとも重なります。
 ところで、初代教会の成り立ちは、ペンテコステから始まっております。聖霊に満たされたペテロの説教に心刺され、応答した人々、約3,000人から形成されました。この人々の名前も境遇などは聖書から知ることは出来ません。ただ、共通しているのは一人一人がみことばを受け入れ、主イエス・キリストを信じたことです。
Ⅰそこで彼らは何をしていたでしょう。
 使徒の働き2章42節のみことばです。
「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。」これは、現代の教会活動と基本的には、さほど変わりがないでしょう。聖書の学びを大切にして、聖餐式を重んじています。そして、交わりをしています。交わりは飲食もさることながら、その交わりの中に主がおられるかどうか問われます。
「……私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの。」Ⅰヨハネ1.3 私たちはともすると、インパク
トのある働きをして多くの人々が教会に導かれることを願うでしょう。誘惑もあります。主を信じた者達がみことばに、主イエス・キリストにしっかりと結びついてこそ、インパクトのある働きも生かされてくるでしょう。
Ⅱその結果として47節のみことばです。「神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」これは、聖霊が主を信じる人々の間で豊かに働かれた結果です。信者達の行動が巷で、人から人へと良きうわさが広まっていったのでしょう。そして、主も毎日救われる人々を、仲間に加えてくださったのです。人の救いは、神の働きですから人間が関与すること全く出来ません。 私たちもそれぞれ置かれた所々にあって良きキリストの香りを放っていくものとさせていただきましょう。それが、一つとなって結び合わされて教会の麗しい交わりが育てられていきます。それが、やがて未信者の方々にも届いていくでしょう。 人をかき集める教会ではなく、人が駆け寄ってくる教会を目指しましょう。