愛を追い求めなさい

「愛を追い求めなさい。」(Ⅰコリント14:1)

 

Ⅰコリント13章は別名、愛の章とも呼ばれ、結婚式等で朗読されます。コリント教会の人々は、御霊の賜物について混乱があり競争し合っていたようです。それに対して、パウロは語ります。まず、第一に愛を追い求めなさいと。このことに関して三つの事柄を考えてみましょう。

 

1 御霊の実としての愛とはどのようなものがあるでしょう。

 Ⅰコリント13:4-7に愛の徳目が14も記されています。よく言われることですが、この愛の箇所に自分の名前を入れて読むことが勧められます。途中まで、読み進めていくと挫折してしまいます。その反対に読むと、不思議にスラスラと読めます。この箇所を通して、自分の罪深い姿が浮かび上がってくるようです。私たちは、神の愛をひとかけらも持ち合わせていない存在であることを徹底的に知らされます。(苦しいことですが)

 

2 神の愛とはどのようなものでしょう。

 

 それは一言で言うなら、無条件の愛です。私達の側に愛される価値等全くないにも関わらずなのです。このような愛は、人間は誰ひとり持っていません。この愛は神ご自身だけがお持ちです。神のひとり子であられるイエス・キリストが、十字架上で神の怒り、罰を私たちの罪の身代わりとなって死なれ裁かれたゆえです。その結果として生み出されたのがイエス・キリストの愛なのです。そこには、私たちの想像をはるかに超えた主の犠牲が捧げられたからです。そして、その愛は絶えることがありません。「愛は決して絶えることがありません。」(Ⅰコリント13:8

 

3 どのようにしたら神の愛に満たされるでしょう。

 

それは、愛を熱心に追い求めることです。その時、少しずつであっても心の中に神の愛が満ちていくでしょう。それを阻害する、邪悪な心、悪しき思い、ねたみの心等、神に喜ばれない心を私たちは持っています。しかし、聖霊の助けをいただきながら神の愛を追い求めていきましょう。勝利の主が必ず私たちを最善に導いてくださいます。

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」(Ⅰコリント13:13

 

 

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