父の日によせて

  6月の第3日曜日は全国的に父の日でした。全国のお父さん達は、子供達に感謝されたでしょうか?

ところで、父の日の由来ですがインターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」によれば次のように書いていました。父の日は父に感謝を表す日です。

1909年アメリカ・ワシントン州スポケーンに住むソノラ・スマート・ドッドが男手一つで子供達を育ててくれた父(ウィリアム)をたたえて、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝しお祝いしたのがきっかけになったと言われています。父ウィリアムは自分の妻が亡くなった後、ドッドを含む6人の子供を男手一つで育てたそうです。そして、最初の父の日は1910年6月19日スポケーンで行われたそうです。アメリカでは1972年から正式に国の記念日に制定されました。父の日の花はバラと言われるのは、ドッド夫人が父の墓前に白いバラを飾ったの始まりと言われています。

 聖書の中にもたくさんの父親が登場してきます。マルコ9:14-27の箇所にも一人の父親と汚れた霊に支配され苦しんでいる息子の記事書かれています。この父親は初め、弟子達に息子の癒しを嘆願しました。しかし、弟子達にはそれが出来ませんでした。その理由は不信仰のゆえと推測されます。不信仰は人を無力にし、さらに外側からの非難や批判に忍耐することが困難になります。そして、無益な議論を引き起こすことにもなります。 次に父親は主イエス・キリストに息子の癒しを強く嘆願しております。22節「もし、おできになるものなら、私たちをあわれんで、お助けください。」と主に申し上げました。それに対して主は告げております。23節「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。とご自身の権威を示しています。そのおことばを通して、父親信仰告白をします。24節「信じます。不信仰な私をお助けください。」と主に明確に応答しています。

 父の日に寄せて思わされることは、クリスチャンの父親も先述の父親のように主の前に誠実に歩むことが大切ではないでしょうか?それが、やがて子供達にも継承されていくことを願いつつ。