ただこの一事に励んで

   何とも悲しく、寂しいことでありますが、8/11(月)の深夜帯に合川教会の牧師夫人が召されたとの知らせが入りました。膵臓癌肝臓に転移してようです。ご主人である牧師先生は覚悟していたと思われますが、何とも言葉が見つかりません。

 前夜式と告別式に参列させていただきながら、るり子との思い出が次々と浮かんできました。最初にお会いしたのは、彼女が神学生時代でした。明るく気さくな人柄で短い期間でしたが、幸いな交わりをさせていただきました。特に印象に残っているのは、会衆賛美の時にひときわ高く、澄んだ歌声を響かせていることでした。

 彼女が神学校を卒業してからは、あまりお会いする機会もなく月日が流れていきました。

 再び、るり子姉と交わる機会が与えられるようになったのは私が、当教会に赴任してからです。合同集会や教団婦人奉仕者修養会等でご一緒させていただきました。以前と変わらず、明るく気さくな人柄でした。そして、歌声も相変わらず美しく響いていました。個人的に交わる機会が何回かあったのですが、その時に思われたことがありましたそれは、ご主人である牧師先生を心から愛し尊敬しているということでした。麗しい夫婦の姿を見させていただいたようです。

 告別式でご主人である牧師先生、彼女が生前、語った言葉を紹介してくれました。とても簡潔で心に残りました。

有難うございました。② 幸せでし

た。③ 愛しています。 ④ また会いましょう。こんな内容でした。

彼女は四人の子供を育てながら、牧師夫人の働きも忠実に精一杯されたのです。そして、天国に駆け抜けていったのです。今頃、きっと神様から「よくやった良い忠実なしもべだ」と称賛のことばをいただいていることでしょう。

 私たちもそれぞれの置かれた所で、自分のなすべき事柄を神の助けをいただきながら果たさせていただきましょう。

やがて天国でるり子姉との再会を楽しみにしながら。

 お一人お一人の信仰生活が豊かに祝福されますようにお祈りします。