私に従え

 今年のイースターは(復活祭)は4/5 

(日)でした。この季節は柔らかな春の息吹を感じさせられる時でもあります。そして、復活の主のいのちに与からせていただけるので、ニ重の喜びです

ヨハネ21章1節以降には、ガリラヤ湖畔で復活の主にお会いした弟子達の様子が生き生きと描かれています。特に15節以降の主イエス・キリストがペテロと対峙する姿に注目させられます

Ⅰ ペテロに再び使命を与える

  主イエス・キリストは、三回もテロに同じような質問をしています。「あなたはわたしを愛しますか。」何と重い質問でしょう。彼の過去、現在、未来のすべてを見通して、問いかけているかのようです。主のみおもいとして、誰よりも、何よりも主を愛することを第一にしなければ使命を果たすことも、人々に仕えていくことも不可能であることを彼に教えようとされたのでしょう。主の深いご配慮を覚させられます

Ⅱ ペテロのこれからの歩みについて

  18節のみことば「まことに、まことに、あなたに告げます。あなたは若かった時には、自分で帯を締めて、自分の歩きたい所を歩きました。しかし年をとると、あなたは自分の手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をさせて、あなたの行きたくない所に連れて行きます。このように書かれています。このみことばの老後の事を書いているのではありません。(もちろんですが)これは、ペテロがやがて、殉教することを示唆しているようです。伝承によば、彼は、逆さ十字架刑に架けられ死なれたと伝えられております。このことを通して、どのような状況であっても主に従い通す歩みを私たちにも語りかけているのでしょう。

Ⅲ ペテロと他の弟子達との関わり

 ペテロは他の弟子達のことがとてもかがりの様子でした。そのペテロに対して主は次のように答えております。22節「イエスはペテロに言われた。『わたしが来るまで彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。』」ペテロに対して、まず自分に備えられた人生の道をひたらす進みなさい。それは私たちにも主はそれぞれに求めているのです。