父の日の祝福

今年の父の日は6月19日でした。父の日のお花は父親が健在の場合は、赤いバラ、すでに召された場合は白いバラと言い伝えられているようです。父の日の由来は、アメリカのワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット婦人の提唱によるものとされています。彼女は自分の父親、ウィリアム・ジャクソン・スマートに対する感謝を表したのが最初とされています。1909年6月19日(第3日曜日)でした。彼女の父親は自分の妻に先立たれた後、男手一つでドット婦人を含め6人の子供を育て上げたとされています。やがて、その志は受け継がれアメリカでは、1972年に国の祝日となりました。日本では、1980年代が一般的に広まったようです。感謝を形に現すことは何と幸いなことでしょう。 

  次に聖書では、子供両親に対する対応についてどのように教えているでしょうか?エペソ6章1節~2節では次のように記されています。

「子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。『あなたの父と母を敬え。』これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。」この箇所はモーセの十戒の第4戒に相当します。ルーテル同胞教団発行の小教理によりますと、両親に従うことは神が与えた役割尊敬するのだというような事柄が書いてあります。良好な親子関係であれば特に問題はないでしょう。しかし、そうでない場合もあります。ですが互いに神を畏れ、愛し、敬うところからその思いは生み出されてのではないでしょうか?

 では父親は子どもにどのように接するのが良いでしょう。(信仰者の父親として)エペソ6:4には次のように書かれています。「父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」これは、聖書の教えに基づいて子どもを養育することだと教えられます。私達は、何とも不完全、不誠実、であります。思うようにいかない現実あります。だからこそ、十字架の主イエス・キリストを仰いで、そこからキリストの愛をいただくことが大切なのです。そこにこそ希望があります。