主とともに歩む祝福

今年の敬老の日は19日でした。日本は超高齢化社会とも言われております。最近の新聞によりますと次のように書かれておりました。「国内の100歳以上の高齢者が『老人の日』の15日時点で6万5692人になる見通しとなった。1971年から46年連続で過去最多を更新する。」何とも驚く数字ではないでしょうか? 
  ところで、旧約聖書に登場するノアはその地上の生涯の長さにおいては桁違いでありました。500歳の時3人の子供(セム、ハム、ヤペテ)が誕生し、600歳の時大洪水に見舞われ、その一年後に箱舟から出てきました。その後、950歳で地上の生涯を終えております。現代の生活様式の違い等ありますので単純に長さだけで比較は出来ないでしょう。ですが、ふと考えて見ますと地上の生涯の長さも大切でしょうが、さらに大切なことはどのように歩んだかということが最も大切なことではないでしょうか?
   では、ノアの地上の歩みはどうだったのでしょう。創世記6:8-9には次のように記されています。          
「しかし、ノアは、主の心にかなっていた。これはノアの歴史である。ノアは、正しい人であって、その時代にあっても、全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。」この箇所からどのような彼の人物像が浮かんでくるでしょう。彼は神の前に決して完全無欠な人ではありませんでした。むしろ、自分の弱さ、愚かさ、足りなさ、無力さを知っていたと思われます。しかし、それで気落ちするのではなく、そのところで、神により頼む人だったのでしょう。このところに、彼の主に対する信仰姿勢を教えられます。主の恵みにより頼んでいたとも言えます。
 ノアの主に対する信仰姿勢は4000
年以上の時を経て、私たちにも語りか
けております。主に信頼しつつ歩んで
いきましょう。ノアの名前の意味「慰
め」という意味だそうです。私たちも
回りの方々の慰めを僅かでも与えてい
ける者とさせていただきましょう。
 さらにお一人お一人の信仰生活が豊
かになりますように。