クリスマスの恵みに与かった人々


 主のご降誕の恵みに与かった人々について取り上げていきます。 

 一人目はシメオンです。彼は地上の生涯が終わる前に救い主にお会い出来るという聖霊のお告げを受けていました。彼はみことばを確信していました。シメオンという名前の意味は「救い」ということだそうです。シメオンは幼子主イエス・キリストが律法の慣習を守るため、両親に連れて来られたとき、すぐ分りました。そして、シメオンは幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言いました。

「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。私の目があなたの御救いを見たからです。御救いはあなたが万民の前に備えられたもので、異邦人を照らす啓示の光、御民イスラエルの光栄です。」(ルカ2:29-32

この当時、約400年間、預言のことばが与えられていなかったので、大多数の人々は救い主が来られるのを待ち望まなくなっていました。そのような状況下にあってもなお、主を待ち望んでいたシメオンでした。主に対する信頼の厚さを強く教えられます。

 もう一人の人物は女預言者アンナでした。彼女は7年間夫と共に住み、その後やもめとなり、すでに84歳になっていたと聖書に記されております。アンナの名前の意味は「贖い」ということだそうです。神のことばに信頼して待ち望むのは信仰が試されることでもあります。アンナの場合、シメオンのようなみことばは与えられていませんでした。しかし、彼女もまた、救い主の訪れの時を待ち望んでいました。次のみことばからも知らされます。「ちょうどこのとき、彼女もそこにいて、神に感謝をささげ、そして、エルサレムの贖いを待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った。』」アンナは自分の目で見たことをそのままに、語りました。これが、証しの本質です。

 私たちの罪を背負って十字架で死なれるためにこの真っ暗な闇のような世界にお生まれ下さった主イエス・キリストに感謝、喜び、賛美を捧げげまし

ょう。クリスマスおめでとうございます。